障害のある社会をデザインで変えるデザインベンチャーの株式会社方角(本社:東京都渋谷区、代表取締役:方山れいこ)は、聴覚障害者に特化した求人サービスサイト「Gratuna (グラツナ)」を、2023年2月1日にオープンした。

■Gratuna(グラツナ)
 https://gratuna.com/

同社では、「Gratuna(グラツナ)」のサービスを11月初旬発表。
聴覚障害者のための求人サイトというコンセプトに対して、多くの共感の声が集まっていた。
また同時に、「障害者雇用に対するハードルを感じる」という意見も同社に寄せられていたという。

 

Gratuna(グラツナ)は、聴覚障害者と企業(1個人と1企業)がスムーズにマッチングできる体制を整え、企業の障害者雇用を支援するために次の3つのステップを一貫して行うとしている。
1:聴覚障害者の受入プログラム(2023年3月ローンチ予定)
2:聴覚障害者に特化した求人サイト
3:就業後のサポート(23年3月ローンチ予定)

※「障害者」表記について
株式会社方角では一貫して「障害者」と表記しています。
これには次の2つの理由があるという。
▽「障がい者」と表記すると、パソコンの読み上げソフトで「しょうがいしゃ」と読み上げられないことがあるため。
▽障害は人にあるのではなく、社会側にあると考えるため 前述の理由により「障害者」と表記している。

■Gratuna(グラツナ)
 https://gratuna.com/

 

【「グラツナ」の名前の由来について】
「Gravity」みたいに「ツナガル」。
新しい仕事を探す時、給与や場所などといった条件も大事だが、仕事内容そのものへの興味も職業の選択肢として入ってくる人は多いと考えられます。
聴覚障害者の当事者にヒアリングを重ねていくと、既存の障害者雇用には上記の内容以前に「ちゃんと職場とコミュニケーションが取れるか」「適切な配慮がされた職場か」などといった、生活を送る上での前提条件がクリアできているかの確認で精一杯である人が多い、という事実があることがわかりました。
知りたいことが明確な状態を前提に、個人と企業、双方が引き寄せられ、心おどるマッチングができる環境を作りたい。という意味から「Gravityみたいにツナガル」→「Gratuna(グラツナ)」という名前となりました。

 

【株式会社方角について】

株式会社方角は、WEBサイトやアプリのUIUXデザインを手掛けるデザイン制作企業として2021年に創業。
後に富士通・大日本印刷・JR東日本の3社が合同で開発した、駅の音を視覚化できるデバイス「エキマトペ」のデザインに携わり、その後多くの聴覚障害者と接点を持ち続けてきた。

▽本社所在地:東京都渋谷区大山町39-3
▽代表者名:方山れいこ

■株式会社方角コーポレートサイト
 https://hogaku.co.jp