一般社団法人日本メガネ協会(略称:日メ協、所在地:東京都中央区日本橋、風早昭正代表理事)が、国家検定資格「眼鏡作製技能士」の資格取得者を対象に行う教育プログラム、「リカレント教育」がいよいよこの6月からスタートします。

6月下旬に実施予定の『2023年度リカレント教育』の第1弾のテーマは、「難易度の高い厄介な累進屈折力レンズのクレーム実例と対処法」。
日本医用光学機器工業会に加盟するレンズメーカーの協力のもと、クレームの具体例や解決法、クレームになった要因、防止策等について講義が行われることとなっています。

受講料は原則無料ですが、日本メガネ協会の眼鏡作製技能士会員になっている必要があります。
受講方法は、日本メガネ協会のWebサイトにある眼鏡作製技能士会員のマイページに入り、プログラム(動画)を選択することで受講することができます。
オン・デマント形式になっているため、受講者が自分の都合が良い日時を選んで受講することが可能となっています。

プログラムの受講後には、Web上で確認テスト(5問程度)が行われ、合格するとポイントが与えられます。
2年間に4ポイントを取得すると、1級眼鏡作製技能士は次の更新年度から「プライム会員1級」に、2級眼鏡作製技能士は「プライム会員2級」となり、同時に各プライム会員の級数に該当するバッジが貸与されるシステムになっています。

テストの結果は、そのサイトで確認が可能。
不合格だった場合でも、合格するまで繰り返し受験することができるということです。

Web形式のセミナーについては、Web以外での受講方法の提供は行われない事になってるため、日本メガネ協会の眼鏡作製技能士会員になっている眼鏡作製技能士だけでなく、今後会員登録を考えている人や眼鏡作製技能士の資格取得を考えている人は、この機会にWeb受講が可能なIT環境の整備をしておいたほうが良いと思われます。
 
 
■リカレント教育とは?
「リカレント教育」は、これまで公益社団法人日本眼鏡技術者協会が認定眼鏡士を対象に行っていた、「生涯教育講習会」に代わり、2023年6月下旬(予定)からオンデマンド方式で受講出来るメガネ協会の教育プログラムです。
このプログラムは、時流に即した眼鏡作製技能士に求められる知識やスキルアップ、最新の技術や商品知識などの修得を目的にしています。

 

■リカレント教育・今後の予定
『2023年度リカレント教育』の第2弾は、「眼科医との連携について」をテーマに、9月中旬ごろのWeb配信を予定です。
また今年の10月10日~12日にかけて東京ビッグサイトで開催される「第36回国際メガネ展 iOFT2023」の会場において、レンズメーカーの最新情報を中心としたセミナーの開催を予定しているということです。