株式会社ニコン・エシロール(本社:東京都墨田区 代表:ルドヴィック・マチュー)は、世界初の行動型AIを活用し設計した、バリラックス史上最高級のレンズ「バリラックス XR」シリーズを、2023年8月1日に発売しました。

「Varilux XR」シリーズは、遠近両用レンズとして世界で初めてAIを活用して開発された累進レンズ。
これまでの直線的な目線の動きから発想されたレンズ設計ではなく、実際の視線の動かし方を考慮して設計されたレンズとなっています。
動いていても、移動中でも、鮮明な視界と自然な見え心地を実現した累進レンズとなっています。

標準的な累進レンズの設計
実際の自然な視線移動

バリラックスでは、“より良い視界は、より良い生活につながる”という信念のもとに、変化する社会環境と生活者のニーズに応えるため、世界初の行動型AIを活用して設計したバリラックス史上最高級のレンズ「Varilux XR」シリーズを今回発売しました。

  

【「Varilux XR」シリーズの主な特徴】
■行動型AIを活用したデジタルツインによるリアルな生活状況の再現で、視線移動を予測

医療分野でも利用されているデジタルツインを3次元環境下で作成し、リアルな生活状況を再現したシミュレーションを実行。
装用テストに加えて、人が生活する上での日常的な行動をシミュレーションすることで、視線移動の予測を可能にしました。

三次元環境下

  

■バリラックスが所有する100万件以上のデータを分析し、自分だけの見え方へ
バリラックスは、これまでの生理学の研究、オーダー情報、装用テスト、行動パターンからなる100万件以上のデータを保有しています。
これは、バリラックスが世界で最も遠近両用レンズを販売しているブランドだからこそ。
これらのデータ分析をもとに、自分だけに合う好みの見え方を導き出してくれます。

 

■両眼で対象物を捉えた際の理想的な度数と収差を、瞬時に生成
遠近両用レンズには遠くを見る度数と手元を見る度数の差によって歪み(収差)やボケ(度数差)が必ず発生します。
「XR-motion™」は収差と度数差を最小限に抑え、遠くから手元までのスムーズなピント合わせと近距離でも鮮明な視覚を提供します。

 

■広帯域での視野の“体積”が拡大し、視界に奥行きが生まれる
XRシリーズの見える領域は前世代のシリーズと比較し、49%増加。
特に、奥行きがより生まれており、見える範囲の視野“体積”が大幅に拡大しています。

前世代シリーズ
新シリーズ

 

■環境配慮型レンズ
「Varilux XR」シリーズはCO2排出量を6%、プラスチック消費量を19%削減。
輸送にかかる環境負担を軽減するため、各販売国に最も近い地域の工場で製造します。

 

 

【企業情報】
■会社概要

▽社名:株式会社ニコン・エシロール(英文名:Nikon-Essilor Co., Ltd.)
▽本社:東京都墨田区両国2-10-8
▽HP https://www.nikon-essilor.co.jp